こんにちは
カウンセリングサービスのなかやしのぶです。
恋愛は、「好き」という気持ちだけで続いていくものではありません。
心理学では、恋愛には誰もがたどる3つのステージがあると言われています。
今回は、その最初の「依存のステージ」についてお話しします。恋愛の始まりに知っておくと、その後のすれ違いやケンカを減らすヒントになるはずです。
恋愛には3つのステージがある
恋愛には、たどる3つのステージがあると言われています。
まず、依存のステージからはじまり、自立のステージを経て、相互依存のステージへと順に進んでいきます。
1つの恋愛ごとに、このプロセスをたどるわけですが、どのステージまで進めるかは人それぞれです。
そして、どれほど恋愛をたくさんしてきたという人でも、最初は必ず依存のステージから。
ただし、はじめての恋愛とそれ以降の恋愛とでは、たどる道は一緒であっても、進んでいくスピードは違うと言われています。
2度目以降の恋愛は、1度目より早く進んでいきます。
そして、前の恋愛で終わったステージまでたどり着きます。
また、3つのステージの中にも段階があって、その段階を踏んで進んでいくものです。
ステージによって、心は変化していきます。
その心の変化は、パートナーとの関係を作りに欠かせないコミュニケーションに影響します。
依存のステージ
2人のお付き合いがはじまる、それは依存のステージのはじまりです。
「どうしたら愛してもらえるか」を学ぶのが、依存のステージです。
付き合いはじめた、大好きで仕方がないころというのは、お互いの欠点さえも素敵に見えてロマンスいっぱいです。
どんな相手だって愛おしくてたまらない、とてもしあわせな時期です。
ただ、そんなロマンスいっぱいの時期は、それほど長くは続きません。3カ月~長くて3年なんて言われることもあるくらいです。
なぜなら、お互いに相手に思われる素敵な自分であり続けるには、自分の欠点を隠すことに一生懸命になるので、だんだんと疲れ出てくるからです。
そうなると、隠していた本当の自分たちが出始めるようになります。
そして次第に、電話やメールの回数が減ったり、返事が遅れたり、デートのランクが下がったり・・・相手から思い通りに、全面的に愛してもらえないことに傷つく出来事が起きてきます。
「嫌われてしまったのかな」と不安な気持ちが出てくる時期に移り変わっていくのです。
すると今度は、この不安な気持ちを解消するために、愛してもらえるように、言いたいこと、やりたいことを我慢し、愛されるようないい子、相手の求める自分になろうと努力したりするようになります。
そうやって依存のステージでは、「そのままの自分では愛されない」という間違った思い込みを持つことは少なくありませんし、「どう愛されるか」を学ぶように行動するようになるのです。
ロマンス期には、NOと言えるコミュニケーションをしよう
「そのままの自分では愛されない」という間違った思い込みを作らないためにも、付き合いはじめのロマンスいっぱいの時代こそ「NOと言えるコミュニケーション」をたくさんしておく方がいいです。
相手の全部が、素敵で魅力的だと思える時期だからこそ、「本当は嫌なんだけど」という間違った愛し方をさせない、正しておく必要があります。
実際ロマンス期ほど、お互いにやさしく、マイルドにNOを言える時期もありませんし、ロマンス期だからこそ改善しやすいと言えるでしょう。
また、嫌われないように言い出せずにいると、後々すれ違いやケンカ、誤解を招く自体になり得ます。
NOが言えないばっかりに、無理や我慢をたくさんすることになってしまうと、大好きだったパートナーに対して「私を我慢させる人、無理させる人、全然わかってくれない人」に仕立て上げてしまうことになります。
ロマンスが薄れたり、なくなった後で、「実は・・・」と言い出すことになると、場合によっては、「今までウソついていたんだ」「今まで騙されていたんだ」と思わせることもあるかもしれません。
信頼問題に関わるなんていうことも、実際にはよくあることです。
その後の、心地良い関係づくりのためにも、ロマンス期にこそ、お互いに苦手とか、嫌いとか、嫌とか、NOが言える関係を作っておきたいのです。
ロマンス期以降は、ポジティブなコミュニケーションをしよう
ロマンスが薄れて、「どうせ、ありのままの自分じゃ愛されない」と傷つき、不安や怒りが湧いてくる時には、上手にNOを伝えることはできないかもしれません。
相手を試すように「こんな私より、仕事の方が大事なんでしょう」と言って、「そんなわけないじゃないか、君が大事だよ」とわざと答えさせるような、天邪鬼なコミュニケーションを取ったり、
「仕事ばかりで私を放っておくなら、もう知らない」と、相手を脅すようなコミュニケーションを取ったりすることがあります。
ロマンス期であれば、それもかわいいと思えるかもしれませんが、こんなコミュニケーションを続けていると、相手が自分の愛を信頼されていないと悲しくなるだけでなく、自分自身も、そんな言い方しかできない自分に嫌気がさしてきます。
それに、「本当に愛されているの?」という不安は全く解消されません。
こんな時は、相手がしてくれたことで、自分がどんなに嬉しいか、楽しいかという気持ちを伝えるコミュニケーションが必要です。
電話やメールが減った、仕事が忙しくてなかなか会えないとしたら、
「あなたと電話やメールができると、私とっても嬉しい」
「少しの時間だけでも、一緒に過ごせて、私楽しかった」
というように、相手がしてくれたことで、自分がどれほどポジティブな気持ちになったかを具体的に伝えるてみるのです。
ポイントは、ポジティブな言い回しにすること。
ないことに意識を向けず、あることに意識を向けてコミュニケーションすることです。
「電話やメールをくれなくて、さみしい」
「デートできなくて、悲しい」
とネガティブな言い回しは、相手に罪の意識を感じさせやすいですし、脅しのように捉えられたり、「こんな自分じゃ、君をしあわせにできない」と思われてしまうことも少なくありませんから、伝えるタイミング、相手の状況をよく見て伝える意識を持つことが大切です。
また、ポジティブな気持ちを伝えたからといって、完璧に相手が願いを叶えてくれるとも限りませんが、愛してもらえないと傷ついて、何も言わないでいるより、あなたの気持ちに寄り添おうとしたり、安心させてくれる確率は高くなります。
依存のステージは、「どう愛されるか」を学ぶところですから、勇気を出して、素直に本当の気持ちをコミュニケーションできれば、愛されやすい自分を差し出すことになり、素晴らしい「愛される方法」を手に入れることができるのではないでしょうか。
*




