こんにちは、
カウンセリングサービスのなかやしのぶです。
朝顔が教えてくれた希望
私は、朝顔が好きです。
自分が悩み苦しんでいる時、娘の朝顔が私を救ってくれたと思っています。
だから、ブログのタイトルのイラストは、朝顔を選びました。
その朝顔は、当時小学1年生だった娘が学校で育てていたものでした。
夏休み前に持ち帰り、夏休みの宿題で観察日記を書きました。
娘は、はじめは水やりに熱心でしたが、宿題を終えると放っておくことが多くなりました。
私は、「水やりをしてやらないと」という思いはありましたが、
どうしても積極的に朝顔の世話をすることができませんでした。
その頃の私は、夫との喧嘩が絶えず、離婚するかどうか真剣に悩んでいました。
頼りになる父親が亡くなって、一人になった母は認知症になって、
私はどうやって母を助け、子どもを育てていけばいいのだろうと
追い詰められた気持ちで一杯でした。
私は、夫とうまくやれない自分を責めていましたし、
認知症になって困っている母を助けられない自分に無力感も感じていました。
それと、
夫と向き合わなければならないと思いながらも亡くなった父のことを考えたり、
母に寄り添いたいのに夫のことを考えたり、
そんな中途半端な自分が逃げてばかりいるようで大嫌いでした。
そんな自分ではいけないという思いと、しっかりしなくてはという思いから、
元気でいよう、日常生活をきちんと送ろうと努力しましたが、
心が休まることはなく辛いと感じていました。
そんな状態の私には、
朝顔を愛でたり、水やりをしたりする心の余裕はありませんでした。
朝顔の土は鉢の半分しかなくて、
炎天下にさらされてカラカラに乾いてひび割れていました。
私はそんな朝顔を見て、「早く枯れてしまえばいいのに」と思いました。
そのうちに蔓が茶色く枯れました。
そんな朝顔の様子を水やりをしなかった自分のせいだと思いながらも、
「やっと枯れたんだ」とそれが当然だとも思いました。
私は、枯れた朝顔に触れることなく放っておきました。
しかし数日すると朝顔は、
枯れた蔓から脇芽をだして、緑色の蔓を上へ上へと伸ばしました。
蔓は力強くしっかりと支柱に巻きついて、またつぼみをつけて花を咲かせたのです。
花を終えた蔓はまた枯れました。
でも再び脇芽を出して、朝顔は秋の終わりまで何度も咲きました。
そんな朝顔の花は、
まるで「私はここにいるよ」「私は生きているよ」
と明るく大きく叫んでいるようでした。
私は、朝顔の花を本当に強く美しいと感じました。
あれほど「枯れてしまえばいい」と思っていたのに、
「脇芽を出して」「また花を咲かせて」と、願うようになっていました。
それほどに美しいと感じたのです。
私は、朝顔が脇芽を出し、花を咲かせることで、
「願いは叶う」「自分にもきっと明るい未来がある」と、希望を持つことができたのです。
それからすぐにとはいかなかったかもしれませんが、
私は夫との関係修復も「願えば叶うかもしれない」と、
勇気を出して向きあっていくことができるようになりました。
認知症の母の問題も、
「きっと大丈夫」と信じることができるようになって、
今では、夫も子供たちも、妹家族も、みんなで母を支えています。
家族みんなで集まると笑いが絶えなくて、本当に幸せを感じます。
そんなことがあって、
幸せに導いてくれた朝顔は、私の大好きな花になりました。
そして、
朝顔みたいに強く美しく生きられたら素敵だな、そうありたいなと思っています。
今年はもう終わりましたが、あれから朝顔の季節には、
毎年庭に植え、「ありがとう」「自分を大切にするね」と思いながら、水やりをしています。
私たちは、自分の心を世界に映し出している
心理学を学ぶようになって、
私たちは、自分の心の中にあるものを外に映し出しているということを知りました。
その映し出したものを観察することで、
普段意識できない自分の心の感じていることや、
持っている才能に気づくことができると言われています。
私は、朝顔に自分を映し出していたのだと思います。
夏休みの宿題という役目を終えて放ったらかしにされたかわいそうな朝顔は、
子を産み女でなくなったから夫に見捨てられてしまったと思い込んでいた自分でした。
過酷な環境にさらされている朝顔は、
離婚問題や母の介護問題を抱えた現実で、辛くても我慢して元気に振る舞う自分でした。
枯れてしまえばいいという思いは、死んでしまいたい自分に向けたものでした。
水やりをしてやれなかったのは、
自分をダメだと責めて大切にしていなかったからでした。
でも朝顔は、強くたくましかったし、諦めずに、堂々と何度も何度も花を咲かせました。
私がかわいそうだと思った朝顔は、
きっと自分のことを少しもかわいそうだとは思っていなかったのだろうと思いました。
花を咲かせることを信じていたのだと思いました。
私の心の奥底には、強さやたくましさの種があって、それを映し出していたのですね。
あなたの映し出している世界は、
あなたの心の奥にある、思いや才能に溢れています。
*
あなたが、ありのままの自分を愛せますように。
あなたが、ありのままの自分で幸せを感じられますように。
最後まで読んでくださりありがとうございました。




