【創作童話】「にがてレストラン」大好物を食べ終えたら、お皿は全部ピーマンでした!? 苦手なものも味わって、最後には笑って「おしまい」にする人生の知恵

こんにちは
カウンセリングサービスのなかやしのぶです。

 私は、息子と娘が小さなころ、お話を作ってあげていました。

私の作るお話に、息子が絵を描いて、絵本に仕立てていたんですね。

子どもに作るお話には、ちょっとした工夫が必要でした。

はじめは、「この話の先はどうなるんだろう」というワクワク感、
それから、「どうしよう」というドキドキ感と、
「何とかしてあげたい、頑張って」というやさしさや応援する気持ち、
最後には、「あーよかった」という安心感や笑い。

これらを盛り込んで話を作ることが基本でした。

それと、私がただのお母さんだからこそ、
お話が下手くそでも、子どもにとっては、
それもまた「僕にも、私にも作れるかもしれない」と、遊び子心が芽生えていたように思います。

一時期は、息子も娘も、子供たちのお友だちも、自分で本作りをして遊んでいました。

最近は、そんな昔作ったお話を時々読み返しています。
そして、私自身が、新たな視点、発見をすることがあります。

ワクワク、ドキドキ、やさしさ、応援、安心、笑い、
それがあれば、「人生が楽しくて幸せ」、
私自身に向けられたメッセージとして受取ったりもしています。

今日は、そんな昔作ったお話の中の1つを、みなさんにプレゼントしますね。

 

目次

にがてレストラン

苦手レストラン1

りゅうと あやは ふたりで レストランに きています。

こうえんで あそんでいたら おなかが ぺこぺこに なってしまって、こうえんの なかに あった このレストランに はいったのです。

 

レストランには おじいさんが いました。

「いらっしゃいませ」

おじいさんは ふたりを テーブルに あんないしました。

 

「このレストランでは おかねは いりませんが でてきたものは おさらまで ぜんぶたべてください。

おさらも たべられるもので できています。

おふたりとも だいじょうぶですか?」

 

おなかの ぺこぺこの ふたりは はやく なにか たべたくて、

「もちろん ぜんぶ たべるよ」と いいました。

 

おじいさんは、

「もしも たべのこしてしまったら おじいさん おばあさんに なるまで このおみせで はたらいてもらうことに なりますよ。 ほんとうに だいじょうぶなのですね?」

と いいました。

 

「もう だいじょうぶだってば! はやく りょうりを だしてよ」

あやがいいました。

 

苦手レストラン2

 

「おふたりの すきな たべものを ききましょう。なにが すきですか?」

 

あやは、

「りんご、ドーナツ、ぶどう、ケーキ、メロン、チョコレートアイスクリーム」

 

りゅうは、

「むしグミ、キャベツ、いちご、スバゲッティ、やわらかいおにく」

と こたえました。

 

「かしこまりました。すぐに ごようい いたしましょう。」

おじいさんは そういうと キッチンへ いきました。

 

苦手レストラン3

 

「おまたせしました」

おじいさんは りゅうと あやの まえに りょうりを おきました。

ちゅうもんどおり ふたりの だいすきなものです。

 

あやには、りんご、ドーナツ、ぶどう、ケーキ、メロン、チョコレートアイスクリーム、

りゅうには むしグミ、きゃべつ、いちご、スパゲッティ、やわらかいおにく、が でてきました。

 

おさらが みえないほど たくさんの だいこうぶつを めのまえに

「うわぁ おいしそう」

「いただきまーす」

ふたりとも たべはじめました。

 

「どうぞ ごゆっくり」

おじいさんは キッチンへ もどっていきました。

 

苦手レストラン4

 

「すきなもの だけだもん ぜんぶ たべられちゃうね」

あやが いいました。

 

「ほんとうに おいしいね。きゅうしょくも こんなのだったら いいのにね」

りゅうも モリモリ たべました。

 

ふたりは どんどん だいこうぶつを たべていきました。

 

「あっ!!なんだよー!!!ピーマン???」

「きゃー こっちも ピーマン!!」

 

だいこうぶつの りょうりの のった おさらは ピーマンで できていたのです。

じつは ふたりとも ピーマンが だいきらいです。

 

「ピーマン たべられないよ・・・」りゅうも あやも ちいさなこえで いいました。

 

苦手レストラン5

 

「おやおや おさらは おくちに あいませんでしたか?

こまりましたね、 おさらまで たべられると いうから おすきなものを おだししたのに。

おじいさん おばあさんに なるまで こちらで はたらいてもらっても いいのですがね、 どうしますか?」

おじいさんは いいました。

 

「えーん。 おうちに かえりたいよー」

あやは なきだしました。

 

「やくそくだもの、 りゅうは たべるよ。

あやも たべれば かえれるんだから たべなよ!」

りゅうは はなを つまみながら ピーマンを たべだしました。

 

あやは しばらく ないていましたが りゅうの たべるすがたを みて

「まって あやも たべるから。

いっしょに かえろうよ。 おいていかないで」

と たべはじめました。

 

ふたりは なにも いわずに ピーマンを たべつづけ ついに たべおえることが できました。

 

苦手レストラン7

 

「ごちそうさまー」

ふたりは すぐに せきを たって ドアに むかいました。

 

「ありがとうございました。 また おこしくださいませ」

おじいさんは にっこり わらって ふたりに てを ふりました。

 

「もう こないよー」

ふたりも わらって おじいさんに てを ふりました。

 

このレストランのなまえは にがてレストラン。

だいこうぶつを ただで たべさせてくれるけれど にがてなものも いっしょに たべないと かえしてくれない レストラン なのでした。

 

もしかしたら おじいさんも むかしは おきゃくさん だったのかも しれませんね。

 

おしまい。

苦手レストラン8

グルグルの絵・・・一体何を表していたんだろう。笑

*

あなたが、人生を楽しめますように。

あなたが、幸せでありますように。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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