こんにちは
カウンセリングサービスのなかやしのぶです。
冷蔵庫の中に、たった一枚イギリスパンが残っていました。
パサパサになったそのパンを、フレンチトーストにして食べました。
バナナとブルーペリージャムをトッピングして、粒の大き目な塩をほんの少しふりかけて食べたら、とても美味しかったです。
卵と牛乳と砂糖。
この3つを合わせて作る料理を、私はしあわせの食べ物と呼んでいます。
他にも材料を混ぜるけれど、卵焼き、ホットケーキやパンケーキ、カステラ、プリン、クリームパンなどなど、こういう食べ物はやさしい気持ちにしてくれると思うんです。
「だって、あたたかいでしょう?なんとなく」「食べたら笑顔になっちゃわない?なんとなく」
今までそんな風に、食べながら、自分の子どもたちに何度も話してきました。
でも、なんとなくじゃなかったんです。
私がしあわせを感じた食べ物だからだったんだって、フレンチトーストを食べながら気づきました。
私には、幼いころ卵のアレルギーがありました。
母は、食べてもいいとなってからも鶏卵を食べさせることに慎重で、ウズラの卵から徐々に試しながら、卵を食べられるように育ててくれたらしいんです。
だから、子どものころは、一度にたくさんの量を食べさせてもらえなかったし、そもそも卵そのもの好きじゃありませんでした。
今も、卵料理って特別好きじゃなくて、家族でも私だけ、卵かけご飯、卵サンド食べません。
それでも、卵に、牛乳と砂糖が合わさると美味しいって感じました。
私は、母の手作りプリンが大好きでした。
母とパン屋に行くと、必ずクリームパン買ってもらっていました。
母のお弁当で大好きだったのは、星やハート型に型抜きされたパンで作るフレンチトーストでした。
それと、風邪をひいたら、食欲がなかったら、「栄養あるよ」って、よく母はバニラアイスを出してくれました。
卵って、完全栄養食と言われています。
食が細くて、体が小さくて痩せていた私に、母は少しでも、卵でも栄養をとらせたかったんじゃないかなって思います。
苦手な卵に、牛乳と砂糖を合わせることは、美味しくなっちゃう魔法です。
それは、母が私にくれた愛だったんです。
幼いころの私は、それを知っていたし、しあわせを感じていたんですね。
なんとなくじゃなくて、私にとっては、本当にしあわせの食べ物だったんです。
卵と牛乳と砂糖には、母の愛がいっぱいだったんです。
心に残る「しあわせの記憶」
私たちは、子どもの頃に愛された記憶を、忘れてしまったようでいて、心のどこかにしまっています。
ある食べ物の味、香り、季節の景色や音楽・・・
ふとしたきっかけで、その頃の安心感やあたたかさがよみがえり、「私は、愛されていたんだ」と思い出すことがあります。
心に残るしあわせの記憶は、大人になった今も、私たちをやさしく包み込み、安心や愛を思い出させてくれる心の財産なのです。
*
あなたが、愛に素直になれますように。
あなたが、たくさんの愛を思い出せますように。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

