こんにちは
カウンセリングサービスのなかやしのぶです。
カウンセリングでは、恋愛や夫婦関係のご相談を数多くいただきます。
「どうしてこんなことでケンカになるんだろう」
「どうして分かってくれないんだろう」
そんなすれ違いの背景には、実は「親からほしかった愛」が隠れていることがあります。
今回は、私たち夫婦の実体験を交えながらお話しします。
パートナーに「親の愛」を求めてしまう心理
「お父さんなら、もっと私を褒めてくれる」
「お父さんなら、色んな所に連れて行ってくれる」
「お父さんなら、何でも許してくれる」みたいな感じ。
心理学を学んでいる今でも、時々、「お父さんは・・・」なんて、思っていることに気づくこともあります。
でも、この「お父さんは・・・」を、無意識だけど、夫に押し付けているんだとしたら、夫は、自分という人間が否定された、比べられた、役に立てないってなると思いませんか?
お父さんが好きなんであって、僕じゃないって思うと思いませんか?
それって、すごく傷つくし、愛されていないって、寂しいなって感じると思いませんか?
私は、随分夫に酷いことをしていたなって思います。
それと、まだ結婚したばかりのころだったか、夫が風邪を引いた時のこと、
私が、夫の枕元に水筒を持っていきました。
「水分取ってね、水筒置いておくね」と言ったら、「なんで置いていくだけなんだ、水を飲ませてくれないなんてひどい」って言われて、引いたことあるんです。
夫は、私に水を飲ませるまでやって欲しかった、甲斐甲斐しく看病して欲しかったんです。
でも、風邪って体は動かせるじゃないですか、大人の男が水を自分で飲まないなんて・・・
私は、「えーっ」て思いました。
それと当時に、病人に対して、「私って、冷たい人間なの?」って心がチクッともしました。
夫が、すごく小さなころは、お母さんに水を飲ませてもらっていたんだと思います。
夫のお母さんは、ずっと仕事で忙しくしていた人ですから、息子が大きくなってまでも、水を飲ませてあげていたはずはないんです。
そんなことがあったとしても、きっと夫が幼いころの話。
でも、夫にとっては、忙しいお母さんが水を飲ませてくれたことって、とっても嬉しかったことだったのかもしれません。
幼いころの夫は、普段は忙しく働くお母さんに甘えることを我慢していて、風邪をひいた時だけは、堂々と甘えられたのかもしれません。
だから夫も、奥さんである私に、お母さんを貼り付けて、お母さんみたいな愛が欲しい、もしくは、お母さんにこんな風に愛されたかった、って訴えていたんだと思うんですね。
私たち夫婦は、そんな風に、お互い無意識に、親からもらいたい愛、貰いたかった愛を求めていたわけです。
私も夫も、お互いにパートナーではなく、親からもらいたかった愛を求めていたのです。
親の愛を基準にした恋愛
私たちは、親の愛を基準にして、恋愛をします。
パートナーとの関係を進めていく中で、がっかりしちゃうなぁ、ケンカが増えたなぁ、恋した相手に不満が出てきたなぁと感じたとしたら、パートナーに親の愛を求めているかもしれないと、気づくチャンスかもしれません。
また、それを活かして、パートナーに対して自分の振る舞いを改めて考えることもできるし、パートナーを上手に愛してあげることできるし、2人の仲を深めることもできると言えそうです。
親に愛されることを求めている自分から、パートナーその人を愛する自分に変化できたら、2人の関係は、もっともっと素敵なものになりますね。
そうやって恋した相手を親と切り離すということは、 親離れ、親からの自立、大人になることとも言えます。
恋愛は、人としての成長のプロセスにも大いに関わっているようです。
親に求めていた愛をパートナーに求めるのではなく、目の前の相手そのものを愛していく。
恋愛は、人として成長するための大切なプロセスなのかもしれません。
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