こんにちは
カウンセリングサービスのなかやしのぶです。
とても好評でしたので、心理学入門講座『自信ある自分を取り戻すために』で行った、セルフワークをご紹介します。
講座では、セラピーも織り交ぜてのセルフワークでしたが、こちらは1人でも気軽にできる手放しワークとなっていますので、自信を取り戻したいと思われる方は、ぜひお試しください。
また、このセルフワークは、幼少期につくった「自信がない」「愛されない」という思い込みに気づき、手放していく心理学ワークです。
・A4程度の大きさの紙 1枚
・メモ用紙のような小さな紙 複数枚
・ペン
自信を取り戻すワーク①
傷ついた出来事を書き出す
親の躾や、きょうだいとの喧嘩などで、傷ついたエピソードは何ですか?
A4用紙1枚を用意し、表面に、思いつくまま書き出してみましょう。
紙の向きや書き方は自由です。裏面はまだ使いません。
すぐに思い浮かばない場合は、6歳くらいまでの幼少期を思い出してみてください。
「傷ついたな」と感じる出来事なら、どんな小さなことでも構いません。
幼い頃、しつけが始まると、それまで許されていたことが急に叱られるようになったり、思うように甘えられなくなったりします。
子どもにとっては、そんな出来事も大きな心の傷になることがあります。
例)
・弟や妹ができて、親を独り占めできなくなった
・両親の離婚があって、パパもしくはママがいなくなってしまった
・コップの水をこぼしたら、ものすごい剣幕で怒鳴られた
・テストでいい点数を取っても、もっと頑張れと言われた
直感で、思い浮かぶエピソードを書き出してみましょう。
自信を取り戻すワーク②
自信を失わせた思い込みに気づく
ワーク①の傷つきから生まれた、ネガティブな思い込み、判断は何ですか?
小さな紙、メモ用紙に書いてください。
思い込みや判断は、1枚につき1つ書きます。
例)
・弟や妹ができて、親を独り占めできなくなった→親は自分より弟や妹が可愛いのだ、愛は後から来た人に奪われるもの、など
・両親の離婚があって、パパもしくはママがいなくなってしまった→親に見捨てられた、大好きな人はいなくなってしまう、など
1つのエピソードでも、いくつかの思い込みや判断が出てくるかもしれません。
出てきただけ、書き出してみましょう。
また、思い込みや判断は、ネガティブなものとは限りません。
ポジティブなものが出てきたら、それも書き出してみてください。
まずは、「自分がどんな思い込みを抱えてきたのか」に気づくこと。
それが、自信を取り戻す第一歩になります。
自信を取り戻すワーク③
本当の愛に出会う
ワーク①で書いた出来事は、誰をがっかりさせたと思いましたか?
あなたは、本当は誰を喜ばせたかったのでしょうか?
ワーク①で使用したA4の紙の裏面に書いてください。
例)
・弟や妹ができて、親を独り占めできなくなった→お父さん、お母さん
・両親の離婚があって、パパもしくはママがいなくなってしまった→パパ、ママ
答えは、1人とは限りません。
「がっかりさせたくなかった人」と「本当は喜ばせたかった人」を、思いつくまま書き出してみましょう。
自信を取り戻すワーク④
思い込みを手放して自信を取り戻す
ワーク①で書いたエピソードを眺めながら、
「傷ついた」あの頃の自分の感情を想像してみてください。
悲しかった、寂しかった、悔しかった…。
今のあなたも、その感情を一緒に感じるつもりで、一つひとつのエピソードを見つめます。
そして、幼い頃の自分の気持ちを、そのまま受け止めてあげてください。
感情を十分に感じられたら、次に進みましょう。
傷つきエピソードを書いたA4紙の上(面面)に、
思い込みや判断を書いたメモ用紙を、並べるようにして乗せていきましょう。
自分の思い込みや判断を、1枚ずつ感じながら、傷つきエピソードの文字を隠すように並べましょう。
そして、メモ用紙の乗った紙を、よく眺めましょう。
この紙の状態は、今のあなたの心を表しています。
あなたの持っている「思い込み」と「判断」が、子ども時代の傷を隠してくれていたのです。
傷が剥き出しては、痛すぎるし、生き抜けなかったから、「思い込み」や「判断」を作ったのです。
しばらく眺めながら、そのことを感じてみましょう。
メモ用紙の乗ったA4の紙を、目の高さまで、両手で持ち上げましょう。
あなたの傷を守ってくれたメモ用紙に向かって、
「今まで守ってくれて、ありがとう」と感謝を伝えながら、紙を裏返し、メモ用紙だけを床に落としてください。
その瞬間、これまで自分を守ってきた思い込みや判断を手放します。
大人になった今、その思い込みは、もうあなたを守る役目を終えたのです。
心の傷は、隠し続けることで癒えるものではありません。
傷の奥にある愛に気づき、その愛を感じることで、少しずつ癒されていきます。
そして、赤ちゃんの頃に持っていた、ありのままの自信も取り戻していくのです。
最後に、裏返したA4の紙を見てください。
そこに書かれた人の名前を、よく見てください。
それから、その紙を胸に抱きしめましょう。
そして、その人への思いの中にあった、健気な自分の愛を感じてみましょう。
そこに書かれているのは、「がっかりさせたくなかった人」「本当は喜ばせたかった人」です。
その人への思いを感じながら、あの頃の健気な自分の愛を受け取ってください。
愛し合える世界では、自信のない人はいない
私たちが自信を失う時、そこには間違った思い込みや判断があり、その思い込みや判断の下には、誰かを上手に愛せなかった痛みが隠れています。
そして、その傷ついた心の裏側には、セルフワークで使用した紙のように、必ず誰かへの愛が存在しています。
その愛を見ることができれば、傷は痛まないし、そもそも傷つきはありえません。
あなたが、愛する人と愛し合える世界には、自信があるか、ないかは気になりません。
愛し合える世界に、自信のない人はいないのです。

