こんにちは
カウンセリングサービスのなかやしのぶです。
40代になったばかりの私には、この歳から人生をやり直せるなんて、以前よりもっと幸せになれるなんて、全く想像できませんでした。
夫婦の関係が、少しずつ良くなっていっても、私はまだ、「愛されない」という思い込みの中にいたのです。
戻ってきても、不安に揺らぐ心
帰ってきた夫は、「帰ってきた」とも「浮気してごめん」とも言いませんでした。
最初は、お互い、腹の探り合い、気の使い合いです。
愛し合えている実感なんてありませんでした。
私は、夫を愛することを意識していました、でも心は揺らぎました。
何も言ってくれないけど、戻ってきたっぽいけど、これでいいのかな?って、
私、これで本当にいいのかなって?って何度も思い悩みました。
夫が帰ってきて、カウンセリングが受けにくくなっていた私は、毎月通うセミナーで、この気持ちをなんとかしようと思いました。
思い出していたのは、父のこと
でも、なのにですよ、驚いたことに、セミナー中、夫のことほぼ思い出さなかったんです。
夫じゃなくて、亡くなった父のことばっかり思い出していました。
セミナー中、お父さんに愛されていた、お父さんは愛してくれていた、そうやってなんでも父に結びつけて、私はたくさん涙を流したんです。
理由のわからない、大きな寂しさ
そんな私は、セミナーに通い始めて半年が過ぎたくらいの頃に、生活の中で、たびたび、ものすごく大きな寂しさに襲われるようになりました。
嗚咽を漏らして泣いてしまうくらいの大きな寂しさ、それが、噴き上げてくること、何回か繰り返したんです。
なにかきっかけがあるわけじゃなくて、急に訳もなく寂しさが吹き出しました。
「あなたのせいじゃない、でも抱きしめてほしい」
ある日の明け方、その寂しさは襲って来ました。
隣で寝ていた夫は、目を覚まして「どうした」って驚いて言いました。
多分夫は、きっと自分のせいで泣いているって、思ったはずです。すごく罪悪感を感じた思います。
私は、「あなたのせいじゃない、でも抱きしめて欲しい」って言いました。
夫は何も言わないで、私が泣き止むまで、抱きしめ背中をさすり続けてくれました。
父を失った、本当の寂しさ
私は、この寂しさについて考えました。
考えて、考えて、考えて、大好きだった父が、いなくなってしまった寂しさかもしれないと思いました。
だとしたら、これほど寂しい時に抱きしめてくれた夫って、私にとって一体何なんだろうって思いました。
悪者になってくれた人
夫は、私のために浮気してくれたのかもしれない、夫とのケンカがあったから、私は、父の闘病中も、父が亡くなった時も、こんなにも大きな寂しさを、感じないでいられたんだと思いました。
夫は、怖がりな私が、本当の意味で、父がいなくなった寂しさを感じる勇気が持てるまで、問題を作り悪者になって、ケンカに付き合って、寂しさから目をそらさせてくれていたんだ、実はずっと隣に、ずっと一緒にいてくれたんだなって思ったんです。
愛が流れ込んだ瞬間
そう思ったら、私の心にね、夫の愛が一気に流れ込んできたんです。
私は、愛の中で生きていた
そしてね、相談に乗ってくれた友達やカウンセラーはもちろん、この夫婦ケンカに巻き込まれてくれた、子どもたち、両親も妹も、夫のお母さんも親戚も、夫の浮気相手さえ、弱虫な私を支えてくれていた、
1人苦しいと思っていたけど、私は、みんなに愛を向けられていた、みんなの愛の中で生きていた、見えなかっただけで、ずっと愛はあったんだって思ったんです。
こんな考えは、とんでもない、おめでたいものの見方かも知れません。
夫だって、そんなわけないって、笑って言うかもしれません。
愛ある世界に生きると決めた日
でも私は、そう思えたら、夫と愛し合っている喜びを、心にしっかり感じることができました。
これでいいんだ、このままでいいんだって、私の人生って最高じゃん、なんて愛に溢れているんだろうって思うことができたんです。
そして、もう夫を愛することに、迷いはなくなりました。
私の周りにいてくれるたくさんの人を大切にしたいと思いました。
私、「愛ある世界に生きる」って強く思いました。
それから、私たち夫婦の関係は、どんどんいい方向に向かっていきました。巻き込んだ親戚たちとの関係も、あの大戦争なんてなかったんじゃないかってくらい、すっかりいいものに戻りました。

