名前も知らない「散歩仲間」の笑い声。フェンスの向こうから届いた、世界を信じる勇気と日常のしあわせ

こんにちは
カウンセリングサービスのなかやしのぶです。

うちの庭の前は、並木道になっています。
その道は、車が通れません。

だから、お散歩するにはちょうどいい道なんですね。

毎朝6時ごろ、私がちょうど洗濯物を庭に干す時間帯、その道を散歩している人の声が聞こえてきます。

もちろん、朝早くなので、大声で迷惑なんてことはありません。
歩いている人たちの、挨拶の声、小さな鼻歌、そんな声が聞こえてきます。

庭にはフェンスがあって、どんな人が家の前の道を歩いているかは見えないんです。
ただ声が、ちょっと聞こえるだけ。

私は、朝の忙しない時間、洗濯物を干しながら、その声でどんな人なのかを想像して遊びます。

男か女かはすぐにわかるけど、何歳くらいなのか、どんな服装なのか、どんな関係なのか・・・

ばかばかしいけど、そんなことをして遊ぶんです。

ある朝、聞こえてきた声は、男の人と女の人でした。

女の人が、「あら、久しぶりじゃない。最近見なかったじゃない」と言いました。

男の人は、「そうなんだよ、ちょっとサボっていたよ」と答えていました。

そこで2人の、「ハハハ」という笑い声が聞こえてきました。

 *

私は、その会話が耳に入って、なんかとてもあたたかい気持ちになりました。

なんかすごく穏やかで、平和で、いい朝のスタートっていう感じがしました。

フェンスの向こう側の2人に、私の存在は見えていないのに、私は2人と何の接点もないというのに。

私の想像だけど、2人はこの道で、朝の散歩で知り合った顔見知りなんじゃないかと思いました。

連絡先も、名前も知らない、何者かも知らない、だけど散歩仲間。

見かけないと気になる、「どうしたんだろう」ってちょっと心配になる、だけどそれを聞くすべはない、
朝のこの道でしか会えない人。

久しぶりに顔を見て、ホッとした、そんな空気が漂っているような気がしたんです。

 *

私は、日々の悲しいニュースを見ていて、とてもこわくなることがあるんです。

人のやさしさって少なくなっちゃったのかな、減っちゃったのかな、
今、私や、私の大切な人たちは、そんな世界で生きているのかなって、こわくなるんです。

だけど、あの朝、あの2人の会話に、少し安心をもらったような気がします。

そして、家族みんなの洗濯物を干していることのありがたさ、しあわせ感を、ほんの一瞬だけど意識することができました。

*

心には、貰ったものを返したくなるという法則があります。

いいものだけではないけれど、やさしさを貰ったら、やさしさを返したいし、愛を貰ったら、愛を返したい。

目の前にいる人に、私がやさしくあれたら。

日常のすごく小さな出来事だけど、私にはとてもいい気づきでした。

目次

やさしさは巡っていく

私たちの心には、受け取ったものを、誰かへ渡したくなる力があります。

やさしさをもらうと、やさしくしたくなる。
愛を受け取ると、誰かを愛したくなる。

それは、くれた相手だけではありません。自分も誰かへと渡したくなるのです。

そんな小さな循環が、笑顔をつくります。
人と人とのつながりを育て、安心できる世界をつくっていくのです。

*

あなたの住む世界が、やさしさで溢れていますように。
あなたの住む世界が、愛で溢れていますように。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

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どんな悩みも、
たどっていくとその根底には、
「自分は愛されない」という思い込みが
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